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カーコーティングについて
まずはじめに、既にコーティングをされている方の中で、そのコーティングはどの属性の薬剤が施工されているか、どういった特性を持っているか、しっかりと把握されている方はどのくらいいるでしょうか。
当店の経験上、ほぼ【ゼロ】です。
そして驚くことに、正規販売ディーラーの販売員も、把握していない場合がほとんどです。ディーラーの場合、コーティングは下請けに丸投げします。
安価で請け負う業者に投げる為、仕上がりは【それなり】にしかなりません。また、コーティングの属性や特性などの説明もしっかりと行われないため、ディーラーの販売員も施工内容を把握していないのです。もちろん、お客様からの質問にも正確に回答が出来ません。薬剤の属性がわからないということは、そのコーティングがどの属性の汚れに強いのか弱いのか、どのクリーナーが使えて使えないのか、まったくわかりません。こういった背景があるため、何十万円も払ってコーティングしたのに半年ほどで水垢だらけになり、1年後にやり直すことになるケースが後を絶ちません。
【コーティングしたら洗車をしなくてもいいんでしょ?】
【雨が降ったら勝手に綺麗になるんでしょ?】
某大手様のCMを目にすることがありますが、【100%過大広告】だと断言します。皆様よく勘違いをされますが、コーティングをして【終わり】ではありません。コーティング直後の濡れたような艶、スベスベツルツルの手触り。傷だらけシミだらけだった愛車が新車のような輝きを放っている感動。その状態を保つためには相応の努力が必要になります。
コーティングとは?なぜコーティングをするの?
【コーティングとは】
ざっくりと、車の塗装を保護するための皮膜です。
【なぜコーティングをするのか】
車の塗装は経年で劣化します。日常生活の中には、酸性雨、黄砂、花粉、砂ホコリ、紫外線、その他ありとあらゆる刺激に溢れています。コーティングで塗装を保護しないと、丸裸の状態でそれらの刺激に長期間さらされることになります。昨今のコーティングは撥水力や艶をメインに押し出す傾向がありますが、本来のコーティングは塗装の保護を目的としています。
【コーティングの属性を知ろう】
高額な施工費を支払ってコーティングを依頼するのに、このポイントを意識している方はほとんどいない印象です。逆に、コーティング施工プロショップの中で、きっちりと説明できる方はどれほどいるのでしょうか。
当店にいらっしゃるお客様に毎度お伺いしていますが、その返答がこちらです。
・ライトを当てて、『綺麗になりましたよ』と言われた
・説明なんて一切なかった
・『企業秘密のため回答できない』と言われた
・ディーラーで『一番良いやつです』と説明を受けた
・・・・まじか。
【コーティングには無機質と有機質がある】
まず、前提として車の塗装は【有機質】です。そのため経年により劣化しやすい材質と言えます。ガラスコーティング、セラミックコーティングはシリカやポリシラザンを主成分とした【無機質】です。反対に、シリコン化合物やグラフェン(カーボン)を主成分とするトップコートは【有機質】です。基本的に、無機質は経年劣化し辛く、有機質は経年劣化しやすいという特徴があります。
【高額なガラスコーティングをしたら数か月で水垢だらけになった】
まず水垢とは基本的に無機質の集合体です。分かりやすい例えでは、水道水に含まれるカルキ、ミネラル、鉄分、カルシウム等は全て無機質です。洗車した後、水玉が乾くとそのままの形で無機質の集合体(水垢)が形成されます。ガラスコーティング(無機質)と水垢(無機質)は同じ属性になるため、非常に結合しやすくなります。つまり、ガラス/セラミックコーティングを施工したら水垢だらけになるのはある意味【当たり前】ということになります。さらに言うと無機質同士で結合した水垢は再度研磨をしないと取ることはできません。当然、コーティングも一緒に削ることになります。
【水垢を防ぐためには】ガラス/セラミックコーティング(無機質)の上にトップコート(有機質)を施工します。トップコートは別名【犠牲皮膜】と呼ばれ、その名の通り日常に溢れる様々な刺激から塗装やガラスコーティングを守ってくれるものになります。
【ガラスコーティングを施工したらトップコートで保護をする】
こんな当たり前のことを当たり前にせずコーティングのプロショップを名乗っている店舗が多すぎます。
【コーティング施工の原価】
あまりにもぼったくりという人が多い印象です。安いポリッシャーとコンパウントで屋外でサラッと仕上げてガラスコーティングして終わりなら原価数千円かと思います。当店の場合は最高品質のポリッシャーに何十種類のコンパウンドとバフを組み合わせ、研究を重ねたライティングの下で何時間も洗車をし、何十時間も徹底的に磨き上げたのち世界最高品質のコーティング剤を施工します。原価で言えば3割はあたりまえ。時には4割、5割にもなります。施工にも4日~7日ほどかかります。真剣に時間と費用と愛を注いでお客様の愛車を仕上げます。
コーティング前の下地処理
【下地処理とは】
簡潔に、徹底洗車と研磨です。
この作業をいかにこだわるかで、仕上がりに差が出ます。
【感動の洗車】※当店洗車メニュー
ボディに堆積した不純物を全て除去します。
古くなったコーティング剤、水垢、油膜、虫の死骸、泥、鉄粉、鳥糞、樹脂・・・
新車から何年も経過した車にはありとあらゆる物質が付着しています。
通常のシャンプーで取れる汚れもありますが、太陽光でカリカリになりボディにへばりついている汚れや塗装面と結合しているような汚れは薬品で溶かして落とす必要があります。
この処理が甘いと汚れをコーティング剤で閉じ込めてしまうことになります。
パネルとパネルの継ぎ目の黒ずみ、ヘッドライトの隙間の水垢、ドアヒンジの油汚れ・・・
薬品とハケを使い細部まで徹底洗浄します。
【徹底研磨】
塗装表面(クリア層)をコンパウンドで研磨し、傷やクスミを物理的に除去します。
実は新車でも傷やクスミが多く見られます。 輸入車は海外から船で運ばれてきますが、実は日本の港に到着した段階で傷だらけだったりします。その場合は専門の業者が港にてザックリと研磨を行います。もちろん本格的な仕上げ研磨ではないため、多数の研磨傷やクスミが残る場合があります。
国産車の場合は輸入車に比べて塗装が柔らかいため、ディーラーが納車前に簡単な洗車をしただけで傷だらけになることがあります。(特にトヨタの202ブラックやホンダのブラック)
そのため当店では、コーティングをする際は新車であってもキッチリ研磨します。
【研磨工程】
初期研磨(傷抜き/クスミ消し/ゆず肌改善/シミ抜き/クリア陥没除去/等)
中間研磨(初期研磨跡の改善)
仕上げ研磨(中間研磨跡の改善/つや出し/鏡面研磨)
【コーティングは非常に属人性が高い】
徹底洗車とコーティング剤の塗り広げは1ヶ月研修を受けただけの人間でも丁寧に作業すれば何とかなると思いますが、研磨は全くの別です。
車種、色、クリアの硬さ、クリアの水分含有量、塗装膜厚、傷の数、傷の種類、傷の深さ、酷い水垢によるクリアの陥没、古いコーティング皮膜の有無・・・・
100台あったら100台ともコンディションが違うどころか、同じ1台の車でもパネルによってコンディションが変わります。
私自身過去13年間で1000台以上を研磨しましたが、今もまだ日々成長していると感じます。
去年は一昨年よりも研磨技術が向上したと感じていましたが、今年は確実に去年よりも更に上達している実感があります。
カーコーティングの世界は、1ヶ月間の講習を受けただけでお客様の愛車を触ることができます。大げさに言えば、入社後1か月後には【プロ】ですと名乗り出ることが出来てしまいます。だからこそ、お客様には本当に腕の良い職人を見つけてほしいと思っています。
カーコーティングは【何を施工するか】ではなく【誰が施工するか】で全て決まります。
コーティング施工後のアフターケア
先述の通り、コーティングをして【終わり】ではありません。
その後の洗車方法、洗車タイミング、使う溶剤、等、細かくサポートします。
当店では、施工後1年経っても施工したての状態をキープしているお客様が多数いらっしゃいます。
料金表
※記載の金額は全て税抜き価格となっております


施工内容
・感動の洗車 薬剤と洗浄剤を使い、徹底的にボディと細部を洗浄します
・徹底研磨 初期-中期-仕上げ 3工程の徹底研磨で新車以上の輝きに仕上げます
・コーティング施工 選び抜いたコーティング剤で最高の艶と耐久性を与えます
・トップコート施工 更なる艶と撥水性能、1年間の皮膜保護効果
コーティング剤
当店で使用するメインのコーティング剤はAdam's PolishのGraphen Ceramic Coating Advancedのみとなります。
安価な物から超高額な物まで、何十種類ものコーティング剤を過去に使用してきました。
その中でこれほど満足のいく溶剤はコレを除いてありません。
圧倒的耐久性、艶、耐薬品性、防汚性、全てにおいて自信を持ってお勧めできる薬剤です。

トップコート剤

コーティングオプション

2層コーティングのススメ
コーティングは適切に塗り重ねることで、より強固で美しい皮膜を形成することが可能です。もちろんアダムスグラフェン2層でも良いですが、当店でお勧めする組み合わせはMicro SealerのCERAMIC GUARD NEOを1層目、2層目にアダムスグラフェン、そしてトップコートにグラフェンブーストです。完璧に施工することでよだれが出るほど美しい艶と発色、そして世界最強レベルの耐久皮膜が完成します。
ただし、国産車の塗装皮膜は非常に柔らかい為、世界最高硬度を誇るCERAMIC GUARD NEOと硬度面でミスマッチになります。そのため国産車はアダムスグラフェン2層、輸入車はCERAMIC GUARD NEOとアダムスグラフェンの組み合わせを推奨しております。
1層追加は30,000円となっております。かなりの熱量で追加することをお勧めしておりますので、お求めやすい価格設定とさせていただきました。
『何層でも追加できるのか』とのご質問をよくいただきますが、【3層まで】となっております。これまでの経験上、4層以上は意味を成さないとの結論に至りました。
ご予算に余裕がございましたら是非ご検討ください。

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